構造

グライダーの構造は良く見る飛行機とエンジンの有る・無いを除き殆ど同じです

軽く、滑空比をよくするための工夫を行っている程度です



①ピトー管/動圧抗 対気速度を測るのに使います 機首の中に入っています

②コックピット グライダーは一人か二人乗りです長時間乗ってると腰が痛くなります

③ノーズギア/ノーズスキッド 地面に機体が直接こすれないようにする為の物

④レリーズ グライダーを離陸させるときの曳航索を付ける場所

⑤ダイブブレーキ/スポイラー グライダーは滑空比が良いので着陸する時とか、

揚力を減らして機体を降下させる為に使います スピードも落とします

⑥メインギア 重心近くにあります 高性能機では収納できることが多いです

⑦エルロン 左右の傾きのコントロール用です。動力機より細長い

⑧翼端スキッド グライダーのタイヤは真ん中にしかない為止まってる時には片翼を地面に付けるのでその為用?

⑨レジ番 機体毎固有の番号 車のナンバープレートみたいなもの

JAは日本 最初の2はグライダーを示す   筈なのだが最近はあまり関係ない

⑩ベんチュリー管 速度測ったり、上昇・降下率を測るのに使う

⑪テールギア/テールスキッド/スプーン ノーズ・メインギアに比べると小さい

⑫垂直尾翼 左右横振りの安定性を持たせる

⑬方向舵/ラダー 横振りの力を発生させる

⑭水平尾翼 上下方向の安定性を持たせる 下向きの揚力を発生させている

⑮昇降舵/エレベーター 縦振りの力を発生させる

素材

古くからなるべく軽く、かつ強固に作る工夫がなされてきた

サーマルはまだしもウェーブに入るときなどは相当な負荷がかかる為である

細く華奢に見えても5G位なら余裕で耐えられる

それでいて数百kgしかないのである

木骨羽布張り・木骨木張り・鋼管羽布張り

金属モノコック・セミモノコック FRPモノコック ハニカムを経て

最新の高性能機ではCFRPやCC複合材も用いられている

全幅20mでも300kg程度 これを幅20cmと紙飛行機大の大きさに縮小したとすると

僅か0.3g程でしかない B5コピー用紙の10分の1程と言えば

どれだけ軽く作られているか想像していただけるだろうか

これにより1m降下する間に30~50mも前に進む事ができ

1秒間の降下量は50-80cmとゆったりとした物になっている


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